

サービス評価の活用 -みんなの力で地域密着型サービスの質の確保を
サービス評価は、事業者や評価機関のみの取り組みではなく、行政、利用者家族、ケア関係者や地域の人々など、多様な立場の人の理解と協力が必要です。そして、評価結果がそれらの人によって多面的に活かされていくことで、評価の真価が発揮されていきます。各自の立場で評価を活用していくことを通して、事業所の質確保・向上はもとより、地域のケアの質向上やネットワークづくりにもつなげていくことが期待されます。
事業者自身が活かす
- 職員全体の意識統一を図るための対話の素材に
- 良質なケアサービスの具体を学ぶ機会、日ごろ見落としやすいサービスの点検の機会に
- 目に見えにくい職員の努力を客観的に評価してもらい、社会に示す機会に
- 評価結果をもとに、組織一丸となって取り組む改善計画を
- 家族との具体的な対話の機会に
- 運営推進会議、自治体への報告と対話の機会に
利用者・利用者家族が活かす
- 事業所に求めてもよい「サービスの質」を具体的に知る機会に
- 事業所が努力している点、課題を具体的に知り、話し合う機会に。そして家族なりに協力できることはないか考え、提案する機会に
- 事業所の課題について他の家族と一緒に話し合おう
- 改善計画が具体的に作成され、改善が実際に行われているか経過を見守り協力しよう
利用を考えている本人・家族が活かす
- 評価結果(自己評価・外部評価・情報提供票等)を本人に合った事業所を選ぶ参考にしよう
- 利用後をイメージし、結果で気になる点を率直に聞こう
地域の人たちが活かす
(民生委員、町内会、ボランティア、友人・知人、近隣者、認知症サポーター他)
- 評価結果から、わが町の事業所の実際や努力や課題を知ろう
- 評価結果をきっかけとして、事業所に関わる・話し合う・応援しよう
- 事業所がどう変わっていくのか…評価結果をもとに事業所のモニター・見守り役を
- 評価の項目や方法を地域全体の認知症ケアを向上させていく素材に
運営推進会議が活かす
- 事業所が契約し評価を受ける評価機関や評価調査員についてモニターしよう
- 事業所が評価結果を前向きに見直し、改善計画を立案していくための助言や支援を
- 改善計画を具体的にモニターしよう
ケア関係者が活かす
(ケアマネジャー、かかりつけ医、訪問看護師、協力医療機関等)
- 在宅や施設でケアマネジメントしている利用者に事業所を紹介や提案する場合の参考資料に
- 担当していた利用者を事業所に引き継いだ後のモニタリングに活かそう
- 利用者のよりよい暮らしに向けて、医療機関関係者として事業所との協働に活かそう
行政等が活かす
- 各事業所の結果を集め、市民や他の事業所等が見やすい資料をつくろう(評価結果を集めた冊子等)。いつでも閲覧できる所に配備する、関係組織に配信する
- 市町村が事業所の指定の際の指針として活かそう
- 指定した事業所の質の確認、改善の経過のモニターに活かそう
- 監査や実地指導の精度を高める資料として活かそう
- 事業所の努力や成果を知り、管理者や職員と対話したり関係を築くために活用しよう
事業者組織が活かす(連絡会や協会等)
- 各事業所の評価への取り組み、結果の活用や改善に向けた取り組み等の報告会や学習会を開催しよう
- 改善の具体策や助言を相互に言い合ったり、事業所を訪問し合って具体的な改善を互いに支援しあおう
評価機関・評価調査員が活かす
- 評価を通して、事業所とともに育ちあい、互いに高めあう関係をつくっていこう
- 評価の知識や経験を活かして、地元の認知症ケア・高齢者ケア全体を底上げする、牽引役として活躍していこう
- 他の評価機関の公開情報を参考に評価機関や評価調査員の視点や評価内容、水準をモニターし、評価のあり方を改善していく参考にしよう
- 他のサービスの評価事業等の先駆者として、サービスの質にこだわり、その人らしく暮らし続けられるための応援者として
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